オンライン完結型即日ファクタリングサービス5選

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「入ってくるはずの金が、今日はまだ来えへん」。

社長さん、その気持ち、痛いほど分かりますわ。
製造業の仕入れ資金、建設業の外注費、IT受託の人件費……。
会社の血液であるキャッシュが、一瞬でも止まりそうになる“息継ぎ”の瞬間。

わしは三宅と申します。
元銀行員として20年、今は経営コンサルとして500社以上の中小企業さんと一緒に、資金繰りの修羅場を何度も乗り越えてきました。

そんな“息継ぎ”の瞬間を乗り切る装置が、オンライン完結型の即日ファクタリングです。

対面不要、最短2時間で入金されるサービスも登場し、銀行融資を待つより圧倒的にスピーディーにキャッシュフローを補強できる。
この記事では、わしが現場で培った知見を総動員して、2025年最新版のおすすめ5社を厳選しました。

手数料のクセや審査のツボまで丸裸にして、社長さんが「ホンマに使える」選択肢だけを提示します。
ぜひ、最後までついてきてください。

即日ファクタリングの基礎知識

まずは基本の「き」から押さえときましょか。
「ファクタリングて、借金とちゃうの?」と思てる社長さんも多いんでね。

ファクタリングと融資のちがい

一番大事なポイントはこれですわ。

  • ファクタリング:請求書(売掛債権)をファクタリング会社に「売却」して現金化する取引。
  • 銀行融資:銀行からお金を「借りる」取引。

つまり、ファクタリングは借金やないんです。
自社の資産である売掛金を売るだけ。
せやから、貸借対照表(B/S)上、負債は増えしまへん。
むしろ資産を現金化するので、オフバランス化で財務がスリムに見える効果もあるんですわ。

銀行はB/Sの「負債の部」が膨らむのを嫌います。
その点、ファクタリングは信用情報に記録が残らんし、保証人や担保も原則不要。
ここが融資との決定的な違いです。

オンライン完結型が伸びる理由

昔はファクタリングも対面が当たり前でした。
でも今は、オンライン完結型が主流になりつつあります。

その理由は3つ。

  1. スピード:申し込みから契約、入金まで全てネット上で完結。移動や郵送の手間がなく、圧倒的に早い。
  2. 手軽さ:スマホ一つあれば、どこからでも申し込める。必要書類もPDFでアップロードするだけです。
  3. 時代の流れ:リモートワークが定着し、非対面でのやり取りが当たり前になりました。電子請求書やクラウド会計ソフトの普及も、オンライン化の追い風になってます。

資金繰りは鮮度が命。
このスピード感こそが、オンライン型の最大の強みなんです。

即日利用のメリット・デメリット

ええことばかりに聞こえますが、もちろんデメリットもあります。
両方をしっかり理解しといてください。

【メリット】
圧倒的なスピード:最短2時間で入金されるサービスもある。
信用情報に影響なし:借入ではないので、今後の融資審査に影響しない。
審査の柔軟性:自社が赤字でも、売掛先の信用力が高ければ利用できる可能性が高い。

【デメリット】
手数料が高め:銀行融資の金利に比べると、手数料は割高になる傾向がある。
休日・夜間対応は限定的:即日を謳っていても、銀行の営業時間外や土日祝は翌営業日の対応になることが多い。

このデメリットを理解した上で、緊急時の「呼吸装置」として賢く使うのがキモですわ。

サービス選定6つのチェックポイント

「ほな、どこを選んだらええねん?」となりますわな。
ここからは、サービスを選ぶ時の具体的なチェックポイントを6つ、伝授します。

1. 手数料と隠れコスト

表面的な手数料率だけで判断したらアカン。
「手数料2%~」と書いてあっても、それ以外に費用がかかる場合があります。

  • チェック項目
    • 事務手数料
    • 登記費用(債権譲渡登記が必要な場合)
    • 印紙代、郵送費など

見積もりを取った時に、「最終的な手取り額はいくらになるのか」を必ず確認してください。

2. 入金スピードと受付時間

「最短即日」という言葉に踊らされたらあきません。
「午前中に申し込めば」とか「14時までの契約で」といった条件が付いてることがほとんどです。

  • チェック項目
    • 即日入金の締め切り時間
    • 土日祝の対応可否
    • 審査にかかる平均的な時間

本当に急ぐなら、朝一番で動くのが鉄則です。

3. 審査対象と対応額

自社の状況に合うてないと、そもそも申し込めまへん。

  • チェック項目
    • 法人/個人事業主の対応可否
    • 買取可能な請求書の金額(下限・上限)
    • 設立1年未満でもOKか

特に個人事業主やフリーランスの方は、対応しているかしっかり確認しましょ。

4. 債権譲渡登記・取引先通知の有無

これは取引先にファクタリングの利用を知られたくない場合に、めちゃくちゃ重要です。

  • 2社間ファクタリング:自社とファクタリング会社の2社間での契約。取引先に通知はいきません。オンライン完結型はほとんどこれです。
  • 3社間ファクタリング:自社、ファクタリング会社、取引先の3社間での契約。取引先の承諾が必要ですが、手数料は安くなる傾向があります。

オンライン完結型は「2社間」が基本ですが、念のため「債権譲渡登記」が必須かどうかも確認しましょう。
登記が必要な場合、取引先が登記情報を調べれば分かってしまう可能性があります。

5. オンラインUI/サポート体制

急いでる時に、サイトが使いにくかったり、質問への返事が遅かったりしたらストレスですわな。

  • チェック項目
    • 申し込みフォームは分かりやすいか
    • 契約は電子契約(クラウドサインなど)に対応しているか
    • チャットや電話でのサポートはあるか

信頼できる会社は、こういうデジタルの部分もしっかりしてます。

6. 追加サービスの有無

目先の資金繰りだけでなく、将来的な拡張性も見ておくとええです。

  • チェック項目
    • 将来発生する請求書(将来債権)の買取は可能か
    • 注文書(POファイナンス)の買取は可能か
    • コンサルティングなど他のサービスはあるか

会社の成長に合わせて、パートナーとして長く付き合える会社かどうかも見極めましょ。

オンライン完結型即日ファクタリングサービス5選

お待たせしました。
ここからは、わしが数々の会社を見てきた中で「ここは信頼できる」と太鼓判を押せる5社を紹介します。
それぞれの「クセ」も正直に書きますんで、自社に合う会社を見つけてください。

サービス名手数料(目安)入金スピード買取可能額取引先通知こんな会社におすすめ
OLTAクラウドファクタリング2~9%最短即日上限・下限なし不要幅広い業種・規模。初めての利用で安心感を重視する会社。
QuQuMo Online1%~14.8%最短2時間上限・下限なし不要とにかくスピード最優先!必要書類をすぐに準備できる会社。
アクセルファクター2%~原則即日非公開選択可他社で断られた経験がある、柔軟な審査を期待する会社。
FREENANCE即日払い3~10%最短即日不要フリーランス・個人事業主。
GMO BtoB早払い1.0%~10.0%最短2営業日30万円~1億円不要信頼性重視。請求書発行前の「注文書」で資金化したい会社。

1.OLTAクラウドファクタリング

AI審査のパイオニアで、業界最大手の一角ですわ。
上場企業グループという安心感は大きい。
「どこに頼んだらええか分からん」という社長さんは、まずここを検討するのが定石でしょうな。
買取額に上限・下限がないのも、小規模な取引から使えるんでありがたい。

2.QuQuMo Online

「QuQuMo(ククモ)」は、なんといってもスピードが売り。
最短2時間での入金は業界でもトップクラスです。
必要な書類が「請求書」と「通帳のコピー」の2点だけというシンプルさも魅力。
急な支払いが発生して、一刻も早く現金が必要な場面では、これ以上ない選択肢ですわ。

3.アクセルファクター(SOKULA)

ここは「審査通過率93%」を謳うてるだけあって、審査の柔軟性に定評があります。
わしのお客さんでも、他のファクタリング会社でアカンかったけど、ここで通ったというケースがありました。
担当者がしっかり話を聞いてくれるんで、数字だけでは見えへん事業の状況を伝えやすいんやと思います。
関西系の企業にも強い印象ですな。

4.FREENANCE即日払い

フリーランスや個人事業主の社長さんなら、ここ一択かもしれまへん。
普通のファクタリングとちょっと違って、「FREENANCE口座」という収納代行口座を開設して、そこに入金された報酬を即日払いで受け取る仕組みです。
取引先に知られることなく、スムーズに資金化できるのが強みです。

5.GMO BtoB早払い

スピードは最短2営業日と少し落ち着きますが、GMOという上場企業の看板は絶大な信頼感があります。
手数料が1.0%~と低めに設定されているのも魅力。
一番の注目ポイントは、請求書になる前の「注文書」段階で買い取ってくれること。
仕事を受注した時点で資金化できるんで、材料の仕入れや外注費の支払いに悩む建設業や製造業の社長さんには、めちゃくちゃ心強いサービスですわ。

即日ファクタリング実務フローと注意点

ええサービスを見つけたら、次は実践です。
スムーズに進めるためのコツと、落とし穴を教えときます。

事前準備:請求書・通帳・決算書の整理

審査をスムーズに通すには、準備が9割。
特にオンラインは、書類のアップロードで手間取ることが多いんです。

  • 請求書、通帳のコピー、決算書(2期分)は、すぐに提出できるようPDF化しておく。
  • ファイル名は「20250615_請求書_株式会社〇〇様分.pdf」のように、分かりやすく統一する。

これだけで、申し込みにかかる時間が全然違います。

審査で見られる“三つの数字”

ファクタリング会社は、あんたの会社のどこを見てるんか?
主にこの3つです。

  1. 売掛先の支払能力:これが一番大事。上場企業や官公庁が相手なら、審査はかなり有利になります。
  2. 売掛先との取引実績:何度も取引がある、継続的な関係かどうかも見られます。
  3. 請求書が本物かどうか:通帳の入金履歴と照合して、架空の請求書やないかを確認します。

つまり、「ちゃんとした相手と、ちゃんとした商売をしてるか」が問われるわけですな。

組み合わせたい資金調達策

ファクタリングはあくまで緊急時の「呼吸装置」。
これだけに頼るのは健全やありません。

銀行の当座貸越枠があるなら、まずはそっちを使う。
補助金や助成金を申請中なら、その入金までの「つなぎ」としてファクタリングを利用する(ブリッジファイナンス)。
常に複数の選択肢を持って、最適な組み合わせを考えるのが、腕のええ社長のやり方です。

トラブル回避Q&A

最後に、ようある質問に答えときます。

Q1. ほんまに取引先にバレへん?
A1. 2社間ファクタリングで、債権譲渡登記が不要なサービスを選べば、バレる可能性は極めて低いです。ファクタリング会社から取引先に連絡することは絶対にありません。

Q2. ファクタリング会社から連絡がきたらどないする?
A2. 契約後は、あんたが取引先から入金されたお金を、そのままファクタリング会社に送金するだけです。もし期日に入金が遅れそうな場合は、すぐにファクタリング会社の担当者に相談してください。誠実に対応すれば、柔軟に対応してくれることが多いです。

Q3. 悪質な業者もおるんやろ?
A3. はい、残念ながら。法外な手数料を請求したり、分割での支払いを持ちかけてきたりする業者はヤミ金と同じです。この記事で紹介したような、運営会社がはっきりしている信頼できるサービスを選んでください。

まとめ

社長さん、お疲れさまでした。
最後に大事なことをまとめます。

  • 即日ファクタリングは“借金”やない。“呼吸装置”や。
  • 銀行融資を待つ間に資金ショートしたら元も子もない。スピードが命。
  • 手数料だけでなく、手取り額と入金スピード、登記の有無を冷静に比較すること。
  • 日頃から請求書や通帳を整理しとけば、いざという時に慌てずに済む。

この記事で紹介した5社は、いずれもオンラインで完結し、即日から2営業日以内には入金が期待できる優良なサービスです。

自社の業種や取引の規模に合うサービスを選んで、まずは問い合わせてみてください。
資金繰りに少しでも余裕ができれば、会社の未来のために、もっと大胆な次の一手が打てるようになります。

わしはいつでも、現場で頑張る社長さんの味方です。
皆さんの会社が、力強く事業を続けていけるよう、心から応援しています。